2019/6/1 宝生丸でアジ・イサキ釣り~釣行記録~

新元号の令和が始まり1か月が経過。6月になり、梅雨が近づいてきました。
そして、この時期にオススメしたい釣りがあります。そのターゲットは「イサキ」です。船釣りでは数釣りが期待でき、釣り初心者でも十分に楽しむことができます。

イサキといえば塩焼きが有名ですが、今の時期は卵か白子持ちです。釣りたてのイサキの白子は臭みが無く、好きな人には たまらない一品です。新鮮なイサキの白子が食べられるなんて、釣り人の特権ですよね。

そんな釣っても楽しく、食べても美味しいイサキを釣りに行きたいと思います。

今回お世話になるのは、アジとイサキのリレー船をやっている千葉県勝山港の「宝生丸」さんです。

 

事前準備

リール、ロッド、仕掛け、クーラーボックス、ライフジャケットを準備します。

リールはイサキのみの場合は水深が浅い為、手巻きでも十分ですが、アジは水深が少々深い為、電動リールを使用します。

仕掛けはビシ、テンビン、クッションゴムとイサキ3本仕掛けを準備しました。アジもイサキの仕掛けとほぼ一緒なので、同じものを使用します。ビシは黄色の60号のみ使用可能です。60号でも他の色は容量が違う為、使用禁止みたいです。

クーラーボックスは、最近の釣果を見ると満タンになっている日が結構ありました。30L以上のサイズも考えましたが、そんなに沢山持って帰っても、さばくのが大変なので28Lのものを準備しました。

 

釣行当日

前日23:30に現地到着。

宝生丸の船の座席の取り方は、早く現地に到着した順で好きな場所を確保することができます。

このような形で港の船着き場にセットされています。

空いているところに番号入りのペットボトルのキャップがありますので、希望の座席のキャップを取ります。

マダイ五目船は、人気のある場所は取られていましたが、アジ・イサキ船は一番乗りだったので、好きな場所を確保することができました。

夜が明け、出船時間も近づき、先ほどまで静かだった港には活気が出てきました。(この雰囲気、好きなのでテンション上がってきます)出船時間は5時だったのですが、メンバーが全員揃ったらしく、予定より10分早く出船です。

それでは、ここで使用するエサの紹介です。


桶いっぱいに入っているものがアミエビで、袋に入っているものはバイオワームと赤タンです。名前の通り赤いものが赤タンで、アジ狙いの時に使用します。赤タンはイカを小粒に切り、赤く染めたものです。白いエサはバイオワームで、イサキ狙いの時に使用します。バイオワームは人工的に作られたエサなので、虫が苦手な人でも使用する事ができます。コマセで使用するアミエビは、アジとイサキの両方で使用します。

コマセ(アミエビ)は船代に含まれていますが、付けエサのバイオワームと赤タンは含まれていませんので、受付時に購入します。(各100円)こだわりがある人は、自分で準備する事も可能です。

「アジから始めるので準備して下さい」とアナウンスがあり準備をしていると、港を出発して10分、早くも最初のポイントに到着し、船長からのアドバイスがありました。

  • コマセカゴは下を完全に閉め、上は半分より少し閉める
  • 仕掛けを止めている時間が長いと釣れない

コマセ(アミエビ)は使い放題ですが、あまり撒き過ぎるのも良くないとのこと。仕掛けを止めている時間が長いと釣れないのは、アジもイサキもルアーやウイリーなどの疑似餌にアタックしてくる肉食魚なので、エサを動かし誘いをかける事が重要みたいです。

釣り開始の合図があり、仕掛けを投入。狙う水深は55~65mの指示。

アタリが無い状況がしばらく続き、ひたすらコマセを撒いていると、やっとアタリがあり、軽くアワセ 巻き上げてくると、20cm程のマアジでした。船釣りのアジでは少し小さめのサイズです。このポイントでは、どうにか20cm程のマアジを2匹ゲット。

時刻は6:30になり、ポイントを大きく移動し再びアジ釣りスタート。狙う水深は45~50mの指示。ここも同じような感じかな、と思いながらコマセを撒いていると、いきなり魚がヒット! 先ほどと違い、引きは強めです。慎重に電動リールを巻き上げ、大きなアジの姿を確認し、無事に船に揚げることができました。このアジが本日最大の38cmのマアジでした。

周りを見ても、大アジばかりだったので、このポイントでは数は出ないものの、30cmオーバーのアジが釣れるようです。

仕掛けのハリスは2号を使用していましたが、このサイズのアジになると細すぎやしないかな?と思いながらも、そのまま釣りをしていると再びヒット。30cmオーバーの立派なマアジです。もう1匹追加し、合計3匹になりました。そして、4匹目がヒットしリールを巻き上げてくると、残り10m程のところで、ふわっと軽くなり、逃げられてしまいました。仕掛けを確認すると、ハリスが切られていたので、やはり少し細すぎたようです。

ハリスを切られたところで、「イサキのポイントへ移動します」とアナウンスがあり、アジ釣りを終えイサキのポイントへ移動。


時刻は7:30分、イサキのポイントへ到着。先に来ていた船で にぎわっていました。

釣り開始の合図があり、仕掛けを投入。狙う水深は20~30mの指示。

沢山釣れる事を期待しましたが、アタリがまったくありません。周りの人や船を見ても、釣れている気配がありません。20分程経過したところで、やっとヒット。3本針だったので、追い食いを狙いましたが、追い食いの感触は無くそのまま巻き上げ、約20cmのイサキ1匹ゲット!

この後、小さな移動はありましたが、同じような状況が続き、派手な釣れ方は無く、時々誰かが釣れているといった様子です。

ここで、ハリスを2号から1.5号の細いものへチェンジ。この作戦が大当たり、とまでは言えないものの、ヒットする回数が増え、イサキの数を増やす事に成功!しかし、サイズが小さいものが多く、少し もの足りない感じがしました。どうやら、今日はイサキのご機嫌ななめのようです。(自然が相手じゃ、仕方ありませんよね)そして、そのまま本日の釣りは終了。

 

詳細情報

釣行日 : 2019年6月1日

出船 : 5:00

帰港 : 12:30

狙う水深 : 55~65m(アジ)、15~30m(イサキ)

釣れた魚 : アジ 5匹(最大38cm)、イサキ 18匹(最大25cm)

外道 : ウマヅラハギ、メバル

潮回り : 中潮

天気 : 曇り

風 : 弱風

海の状態 : 凪ぎ

その他 : 仕掛けは底まで降ろさないので、根掛かりはありません。大型のアジが釣れる場合のハリスは3号以上が良さそうです。

 

今回使用したタックルです。

 

本日の釣果

 

イサキ釣りのタックルを詳しく紹介していますので、興味がある方はこちらもどうぞ。
タックル紹介 イサキ編