船釣りタックル紹介 メバル(ボートメバリング)編

 

 

船、小型ボートでのメバリングの基本的なタックルです。(イラストをクリックすると拡大して見る事ができます)

メバルは堤防や消波ブロックなどのポイントで、エサ釣りやルアーフィッシングで狙う事のできる身近なターゲットです。メバルのルアーフィッシング(通称:メバリング)の人気が高く、メバル用ルアーの専用コーナーがある釣具屋も数多くあります。

今回は船や小型ボートでのメバリングの紹介です。オカッパリに比べ、やや深いポイントでの釣りになりますが、ルアーフィッシングの中では比較的簡単に釣る事ができる魚で、初心者でも十分に楽しめる釣りです。船宿の中には夜に出船している所もあり、メバルは夜行性の為、日中に比べ釣りやすく、メバルの数釣りを楽しみたい方などにオススメです。

釣果を伸ばす為には相手を知る事が大事です。と言う事でメバルの紹介です。

 

メバルってどんな魚?

メバルと言う名前は「シロメバル」「アカメバル」「クロメバル」の3種類の総称で、それぞれ生息している環境が少し違います。そして沖メバルといわれているメバルも存在しますが、沖メバルは深い場所に生息しているメバル(トゴットメバル、ウスメバルなど)で今回、紹介しているメバルとは別の種類になります。

大きさ
  • 最大で35cm程にまで成長
生息域
  • 3種とも沿岸の浅い藻場や海藻が多い岩礁域に生息
  • シロメバルは、穏やかな内湾などに多い
  • アカメバルは、アマモ場やガラモ場に多い
  • クロメバルは、シロメバルやアカメバルより外洋に面した場所に多い
捕食している生物
  • 多毛類
  • 甲殻類
  • 小魚
特徴
  • 春告魚といわれている
  • 夜行性
  • 群れを作る
  • 口が大きい
  • カサゴなどのように岩の隙間に隠れる事はなく、泳ぎ回ったり同じ場所に留まるように泳いでいる
  • 目が大きく視力が良い
  • 動くものに襲いかかる
釣りでの注意点
  • ハリスやリーダーは細く目立たないものを使用
  • 背ビレが硬い為、怪我に注意
釣りのシーズン
  • 一年中釣れる
  • ベストシーズンは11~4月
狙う水深
  • 底付近
産卵期
  • 12~2月に仔魚を産む(卵胎生)
  • 冬~春(時期による味の違いが大きくない為、旬が分かりにくい)
その他

アマモ場とは「アマモ」と言う海藻の仲間が多く生えている場所で、主に波の静かな砂泥底にあり、ガラモ場とは「ホンダワラ」と言う海藻の仲間が多く生えている場所で、主に岩礁域にあります。

卵胎生(らんたいせい)とは、親である雌(メス)の胎内で卵を孵化させて子を産む生物です。

 

リール

リールの種類
  • スピニングリール

リールには「ギア比」があり、数値が大きいとリールのハンドル1回転でラインを巻き取れる長さが長くなります。ギア比の小さいリールは、ルアーのスローな動きを演出させる事が得意です。ギア比の高いリールは、ルアーや仕掛けを素早く回収し、手返しよく釣りをする事が得意です。

リールサイズ
  • 使用する道糸が75m以上巻けるもの(PE0.2~0.5号)(ナイロン、フロロカーボン2~5lb)

PEラインとナイロン、フロロカーボンラインは同じ強度でも太さが違う為、使用するラインによってリールのサイズが変わります。

  • ダイワ(PEライン) : 1000~2000番
  • ダイワ(ナイロン、フロロカーボン): 1000~2500番
  • シマノ(PEライン): 500~2000番
  • シマノ(ナイロン、フロロカーボン): 500~2500番

※各メーカーでシャロースプールモデルなど、同じ型番でも糸巻量が違うものがあるので、購入の際は糸巻量を確認して下さい。

 

入門用オススメリール

価格が抑えられた釣り具大手メーカー(ダイワ)のこの釣りに向いているスピニングリールです。多くのスピニングリールのハンドルは、右巻き、左巻きのどちらにも自由に変えられる特徴があります。

 

中級クラス オススメリール

初心者向けリールより基本性能が高く、耐久性も上がっている為、少し高性能なリールが欲しい、長くリールを使用したい方などにも向いています。

 

高性能オススメリール

スピニングリールの最上位機種。

性能重視の為、価格は高額になってしまいますが、ドラグ性能、ハンドルを回した時の滑らかさなど、様々な面でトップクラスの性能を誇っています。

 

ロッド(竿)

最適なロッド
  • アジングロッド
  • メバリングロッド
代用可能なロッド
  • バスロッド
  • トラウトロッド
汎用ロッド

長さ5.5~7フィート(約1.65~2.1m)で使用するルアーの重さが扱えるスピニングロッド

オカッパリに比べ短いロッドを使用します。船では長いと扱いにくくなってしまう為、長くても7フィート(約2.1m)までがオススメです。

ルアーロッドの場合、長さはft(フィート)とinch(インチ)で表す事が多く、以下のような計算方法になります。

  • 1ft=30.48cm
  • 1inch=2.54cm
  • 1ft=12inch
  • 例 9.6ft=(30.48×9)+(2.54×6)=289.56cm
  • 例 7.11ft=(30.48×7)+(2.54×11)=241.3cm

そして、ロッドには使用できるルアーの重量、アクションが記載されています。アクションはロッドの硬さで、メバリングロッドで主に使われている表記は以下のようになります。

  • UL(ウルトラライト)
  • L(ライト)
  • ML(ミディアムライト)
  • M(ミディアム)
  • MH(ミディアムヘビー)
  • H(ヘビー)

UL(ウルトラライト)は柔らかめ、L(ライト)→ML(ミディアムライト)→M(ミディアム)→MH(ミディアムヘビー)→H(ヘビー)と徐々に硬くなります。

使用できるルアーの重量とアクションは関係性があり、一般的なロッドではアクションがUL(ウルトラライト)などの柔らかいロッドは、軽いルアーは扱いやすいけれど、重いルアーは投げる事すら困難です。H(ヘビー)などの硬いロッドは、重いルアーを使用できるようになりますが、軽いルアーは扱いにくくなります。

 

入門用オススメロッド

価格が抑えたられたメバリングに向いている初心者向けロッドです。

 

中級クラス オススメロッド

初心者向けのロッドより基本性能が高く、しなやかさ、感度などが上がっている為、扱いやすくなっています。

 

高性能オススメロッド

性能重視の為、価格は上がってしまいますが、グリップの形状にもこだわり、細かい所の作りもしっかりしている為、見た目も良いロッドになっています。

 

ライン(道糸)

素材
  • ナイロン
  • フロロカーボン
  • PEライン

素材については主にナイロン、フロロカーボン、PEラインの3種類あり、それぞれ以下のような特徴があります。

ナイロンラインの特徴

  • 価格が安い
  • 糸グセはフロロカーボン製より付きにくい
  • 扱いやすい
  • 伸縮性がある為、衝撃を吸収できる
  • 感度は劣る

 

フロロカーボンラインの特徴

  • 根ズレや擦れに強い
  • 透明度が高い
  • 伸縮性はナイロンより少ない
  • 糸グセが付きやすい為、扱いにくい

 

PEラインの特徴

  • 糸グセは、ほぼ無し
  • ルアーの飛距離を出せる
  • 伸縮性は、ほぼ無し
  • ラインの中で一番高感度
  • 価格が高い
  • 根ズレに弱い
  • 熱に弱い(結ぶ時の摩擦熱に注意が必要。摩擦熱を発生させないようにゆっくり結ぶ)

 

号数(太さ)
  • PEライン : 0.2~0.5号
  • ナイロン、フロロカーボン : 2~5lb(0.5~1.2号)
長さ
  • 75m以上

 

リーダー

PEラインを使用する場合は、ナイロンかフロロカーボン製のリーダー(ショックリーダー)を使用します。PEラインは根ズレに弱く透明なものがありません。この弱点を補う為にリーダーが必要になります。

素材
  • ナイロン
  • フロロカーボン

素材については主にナイロン、フロロカーボンの2種類あり、それぞれ以下のような特徴があります。

ナイロンリーダーの特徴

  • 価格が安い
  • 糸グセはフロロカーボン製より付きにくい
  • 扱いやすい
  • 伸縮性がある為、衝撃を吸収できる
  • 感度は劣る

 

フロロカーボンリーダーの特徴

  • 根ズレや擦れに強い
  • 透明度が高い
  • 伸縮性はナイロンより少ない
  • 糸グセが付きやすい為、扱いにくい

 

号数(太さ)
  • 3~6lb(0.8~1.5号)
長さ
  • 30~60cm

 

リーダーの結び方

PEラインを使用したルアーフィッシングではPEラインとリーダーを結ぶ事が必要不可欠です。色々な種類の結び方がありますが、メバリングでは簡単なトリプルエイトノットがオススメです。

 

トリプルエイトノットの結び方はこちらへ

これだけは覚えておきたいライン(釣り糸)の結び方 ラインとライン編

 

金具との結び方はこちらへ

これだけは覚えておきたいライン(釣り糸)の結び方 ラインと金具編

 

ルアー

メバリング用ワーム+ジグヘッド(2g前後)を中心に使用し、スプーン、メタルジグ、バイブレーションなどを使用します。

ワーム

柔らかい素材でできているルアー。

メバリングでは単体で使用する事は少なく、ジグヘッドやオモリ(シンカー)、飛ばしウキなどと一緒に使用します。

メタルジグ

ほぼ金属でできていて、スプーンより空気抵抗が少ない形の為、ルアーの中でも飛距離は最強クラス。水中での沈むスピードが速い為、スローな動きは苦手。

 

スプーン

ほぼ金属でできている為、飛距離が出しやすいルアー。

広範囲を狙う事ができ、水中でヒラヒラ動くのが特徴。

 

バイブレーション

水中をブルブル震えながら動くルアー。比較的重くリールを巻かないと沈む為、スピーディーに広範囲を狙える。

ほぼ金属でできている鉄板系バイブレーションもあり、メタルジグに匹敵する飛距離を出せるタイプもあり。

 

スナップ

スナップを使用する場合は、小型のスナップ、エイトスナップを使用します。

あまり大きなものは向かない為、メバル、アジ用を使用します。

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