船釣りの仕掛けを自作しよう クロムツ(深場)編

一部地域で出船している、水深300mを超える深場でのクロムツ釣りは、魚のサイズが大きく、通常のクロムツの仕掛けより太いハリス、大きな針を使用する事が特徴です。

そんなクロムツの仕掛けを自作してみてはいかがでしょうか?自作の仕掛けの利点はコストを抑えられる事です。作る楽しさもあり、自作の仕掛けで釣れた時の喜びは完成品の仕掛けを使用して釣れた時より大きいと思います。

代用で使用できる他の釣りのロッドや現行版を中心にこの釣りで使用できる具体的なリール・ロッドなどタックルについてはこちらへ船釣りタックル紹介 クロムツ(深場)編

必要な材料

 

  • ハリス 20号(幹糸で使用)
  • ハリス 14~16号(幹糸~針間で使用)
  • ハリス 10号(捨て糸で使用)
  • ムツ針  20~22号
  • スイベル 2~3号
  • スナップ付きスイベル 1~2号
  • 親子スイベル 1×2号

 

幹糸

ハリス20号 フロロカーボン製を使用

中深場の釣りでは歯の鋭い魚が多い為、ハリスの素材は擦れに強いフロロカーボン製が向いています。

 

ハリス(幹糸~針間)

ハリス14~16号 フロロカーボン製を使用

 

捨て糸

ハリス10号 フロロカーボン製 又は ナイロン製を使用

 

ムツ針 20~22号 3~5本を使用

 

スイベル、スナップ付きスイベル

道糸側に2~3号を使用(ボールベアリングスイベルは5号)

オモリ側に1~2号を使用(ボールベアリングスイベルは5~6号)

道糸側にスナップ無し、オモリ側にスナップ付きを使用すると仕掛けを使用する時に迷わず準備する事ができます。

 

ボールベアリングが組み込まれ、回転性能を高めた高性能スイベルもあります。通常のスイベルは号数の数字が上がればサイズは小さくなりますが、ボールベアリングスイベルは号数の数字が上がるとサイズが大きくなる為、サイズ選びでは注意が必要です。

 

親子スイベル(親子サルカン)

親子スイベル1×2号を使用(ボールベアリングスイベルは6×5号)

 

回転性能が高いボールベアリングタイプの親子スイベル

船釣りから堤防、砂浜などの陸っぱりまで、様々な釣りのタックルや仕掛け、仕掛けの作成方法を対象魚別に詳細なイラスト付きで紹介中!タックル・仕掛け一覧

作ってみよう

材料がそろったら作ってみましょう。

 

幹糸とハリスの接続方法

親子スイベルを使用して幹糸とハリスを接続します。

 

スイベルと幹糸、ハリスの結び方はこちらへ

これだけは覚えておきたいライン(釣り糸)の結び方 ラインと金具編

 

針とハリスの結び方

クロムツは歯が鋭い為、結び目に歯が当たるとハリスが切れてしまいます。鋭い歯に当たる確率を減らす為、ハリスの巻き回数を減らします。

 

仕掛けの保管方法

作成した仕掛けを保管する場合、専用の仕掛け収納ケースなどを使用すると、糸が絡まることなく作成した仕掛けを収納することができ、船の上でもすぐに使用する事ができます。

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