14レオブリッツ400のカスタム(クロムツチューン)

ダイワの電動リール 14レオブリッツ400、意外と知られていないと思いますが、2018年現在、ダイワの電動リールの中で常用巻上速度が一番速いんです。スイッチでPOWERモードとSPEEDモードに変更できる、16シーボーグ300MJのSPEEDモードをも上回ります。

具体的な数字で表しますと

14レオブリッツ400 常用巻上速度 1kg負荷時 195m/分

16シーボーグ300MJ 常用巻上速度 1kg負荷時 173m/分(SPEEDモード)

サメが多い場所での半夜クロムツ釣りは、電動リールの最高速巻きが基本となります。その速度が速ければ速いほど、サメにやられる確立は減ります。そしてこの14レオブリッツ400は、半夜クロムツ釣りに向いている機種なのです。

そんな14レオブリッツ400をカスタムしてクロムツ専用機へとカスタムしてみたいと思います。

 

カスタム その1 PEライン

通常、電動リールのPEラインは10mごとに色が変わるラインを使用しますが、暗くなってから普通のPEラインを使用していると、クロシビカマス(スミヤキ)に食いちぎられてしまう可能性が高まります。そこで今回使用するPEラインは、YGKよつあみ ウルトラダイニーマ ブラックです。このPEラインの特徴は、ラインの色が黒のみです。使用中は電動リールのカウンタを信じるしかありませんが、タナ取りでは、ほぼ底の為、問題ありませんが、仕掛けを船に取り込む際に少々慣れが必要です。

このPEラインを使用したからと言って、必ずクロシビカマス(スミヤキ)にPEラインを食いちぎられないかと言うと、そうでもありません。私は、10mごとに色が変わる通常のPEラインと、YGKよつあみ ウルトラダイニーマ ブラックの両方を数回使用しましたが、切られるときには切られます。しかし、YGKよつあみ ウルトラダイニーマ ブラックの方が切られる確立は確かに低いです。

今回は、YGKよつあみ ウルトラダイニーマ ブラック 4号300m巻きました。

このラインは、実店舗型の釣具屋で売っているところはあまり見ないかと思います。僕自身も見たことがありません。なので、インターネット通販で購入しています。

 

カスタム その2 ハンドル

どんなに高性能なリールでも、仕掛けを巻き上げてきて船に仕掛けが近づいてくると、巻き上げ速度は段々遅くなります。しかし、ここが一番サメにやられてしまう可能性が高いエリアです。サメが多い場合、巻き上げ速度が遅くなり始めたと同時に電動リールのハンドルを全力で巻きます。そして、そのまま魚を船に取り込みます。

こうなると、必要になってくるのが、にぎりやすいハンドルです。

今回は、純正ハンドルノブより少し厚みのある、メガテック リブレ BJ75-83(カラー:ガンメタ/チタン)

このパーツを取り付けてみたいと思います。

 

 

 

左がカスタム前で、右がカスタム後になります。

このカスタムにより、クロムツに適したリールへと変化しました。

 

利点と欠点

利点は

・ラインを黒のみにしたため、クロシビカマス(スミヤキ)の被害の確立を減らせる

・ハンドルノブが少し大きくなったため、力を入れやすい

欠点は

・ラインが黒のみのため、コマセマダイなどの正確なタナ取りが必要な釣りには向かない

・ラインが黒のみのため、仕掛けを船に取り込むさい、慣れが必要

・YGKよつあみ ウルトラダイニーマ ブラック は実店舗ではあまり見かけない

 

以前は、旧シーボーグ300MJを使用していましたが、14レオブリッツ400に変えてカスタムしてから釣果が上がりました。巻き上げ速度が上がり、サメの被害を減らせたことと、クロシビカマス(スミヤキ)の被害も減らせたことが釣果UPにつながりました。

リールの性能を最大限発揮させるためには、リチウムイオンバッテリーの使用をオススメします。メーカーのHPより、鉛バッテリーに比べて巻き上げスピード、パワーがアップとのことです。

興味のある方がいましたら、ぜひカスタムしてみて下さい。