船釣りタックル紹介 クロムツ(深場)編

 

深場でのクロムツ釣りの基本的なタックルです。(イラストをクリックすると拡大して見る事ができます)

深場のクロムツ釣りは、主に水深300mより深いポイントでの釣りになり、大型のクロムツほど深場に生息している為、釣れるクロムツのサイズが大きい事が特徴です。

市場ではクロムツは高級魚として扱われ、脂のりが良く、刺身、煮つけ、塩焼きなど、色々な調理法で美味しく頂ける魚です。

釣果を伸ばす為には相手を知る事が大事です。と言う事でクロムツの紹介です。

クロムツってどんな魚?

大きさ
  • 最大で1m程にまで成長
生息域
  • 水深200~700m程の岩礁域に生息
  • 幼魚は沿岸の浅い岩礁域に群れを作って生息
捕食している生物
  • 小魚
  • 甲殻類
  • 頭足類
特徴
  • 口が大きくエサを一気に飲み込む為、アタリは明確でわかりやすい
  • 体長30cmを超えてくると、浅場から水深200m以上の深場へ生息域を変える
  • 成魚は夜になると水深100m前後まで移動してくる
  • 歯が鋭く、ハリスを切られてしまう事がある
  • 幼魚は堤防など、陸っぱりでも狙う事ができる
釣りでの注意点
  • 歯が鋭く触れただけで怪我をしてしまう為、取り扱いには注意が必要
  • 外道も歯が鋭い魚が多く、ハリスや道糸を切られてしまう事が多い
  • 釣り上げてくる途中でサメに魚を食べられてしまう事がある
釣りのシーズン
  • 一年中釣れる
狙う水深
  • 底付近
産卵期
  • 3~5月
  • 11~2月

 

リール

リールの種類
  • 電動リール
リールサイズ
  • 使用する道糸が600m以上巻けるもの(PE8号)
  • ダイワ : 800~1200番
  • シマノ : 6000~9000番

 

入門用オススメリール

価格が抑えられた初心者向け電動リール。上位機種に比べ多少スピードは落ちます。

 

中級クラス オススメリール

入門用リールより基本性能が高く、スピードや耐久性も上がっている為、少し高性能なリールが欲しい、長くリールを使用したい方などにも向いています。

 

高性能オススメリール

最高性能の電動リールです。性能重視の為、価格は上がってしまいますが、グレードの低いリールには無い機能や、パワー、スピードなど様々な面で性能が高くなっています。

 

バッテリーについて

電動リールを使用する為にはバッテリーが必要になります。バッテリーの種類で電動リールのパワーやスピードが上がる事はご存じでしょうか?

リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーに比べ、電動リールの巻上速度が上がります。この釣りでは、巻上速度が速いほど有利になりますので、リチウムイオンバッテリーはオススメです。

 

リチウムイオンバッテリーと鉛バッテリーについてはこちらへ

電動リールの性能UP!? リチウムイオンバッテリーとは?

 

ロッド(竿)

最適なロッド
  • 中深場ロッド
  • 深場ロッド
代用可能なロッド
  • 青物ロッド
汎用ロッド

全長1.5~2.4m程で、7:3~6:4調子、使用するオモリが扱える船用ロッド

 

入門用オススメロッド

深場狙いの釣りは、竿への負担も大きいので信頼性の高いメーカーのロッドをオススメします。

 

中級クラス オススメロッド

初心者向けのロッドより基本性能が高く、しなやかさ、感度などが上がっている為、扱いやすくなっています。

 

高性能オススメロッド

性能重視の為、価格は上がってしまいますが、グリップの形状にもこだわり、細かい所の作りもしっかりしている為、見た目も良いロッドになっています。

 

ライン(道糸)

素材
  • PEライン
号数(太さ)
  • 8号
長さ
  • 600m以上

クロムツは底付近にいる為、道糸が足りなかったら釣る事は出来ないので、リールに巻いてある道糸の長さはしっかり確認して下さい。

 

道糸の先端やサルカンとの結び方などはこちらへ

これだけは覚えておきたいライン(釣り糸)の結び方 ラインと金具編

 

オススメ道糸

とにかく安い道糸を使用したい方にオススメ

 

最強クラスの耐久性と強度を誇る、高性能PEライン

 

仕掛け

深場のクロムツの仕掛けは、幹糸、ハリス、針、オモリを使用した3~5本針の胴突仕掛けです。

幹糸
  • 号数(太さ) : 20号前後
  • 素材 : フロロカーボン

 

ハリス
  • 号数(太さ) : 14~16号
  • 長さ : 1.5~1.8m
  • 素材 : フロロカーボン

 

  • 種類 : ムツ20~22号
  • 本数 : 3~5本

 

オモリ
  • サイズ : 300号

オモリは時期や地域、船宿で決められている場合があるので、わからない時は事前に船宿に確認が必要です。

 

ヨリトリリング

仕掛けを巻上時、仕掛けや魚が回転して道糸がヨレてしまう場合があります。そんなヨリを解消してくれるのが「ヨリトリリング」です。

 

便利グッズ

マグネット仕掛け置き

風が強い日やポイント移動時、風で仕掛けが流され扱いにくい状況になる事があります。

このような状況で活躍するのが、第一精工の「ウルトラマグネット」です。

ウルトラマグネットは磁石で出来ている仕掛け置きで、ロッドホルダーなどに挟み込んで固定します。磁石が比較的強くなっている為、小さな針でもしっかり固定する事ができるので、ポイント移動時や、風が強い日などでも仕掛けが扱いやすくなり、仕掛けが絡まる事も防止できます。

 

釣りのコツ

  • 底付近を狙う。海底から数m上でも釣れる為、海底ギリギリを狙わない
  • 1匹掛かってもすぐ巻き上げず、追い食いを狙う
  • サメがいる場合は、電動リールの最高速巻きで対応

 

釣りの注意点

  • オモリを底に着底したまま放置しない
  • 船の揺れでオモリが海底をノックしている状態はNG
  • クロムツは歯が鋭い為、取り扱い注意

 

周りが釣れているのに、自分だけが釣れない場合の確認ポイント

誘い方

クロムツの反応が良い誘い方は状況により変わり、ほとんど動かさない方が釣れる日もあれば、激しく動かした方が釣れる日もあります。誘い方が分からない場合は、釣れている人のマネをするか、船長に聞いてみましょう。

 

タナ(狙う水深)

タナ(狙う水深)が間違えていると、ほとんど釣れません。一人だけ外道ばかり釣れてしまう時などは、タナが間違えている可能性が高いです。

そして、海上で船は動いていないように見えても、潮に流され常に移動しています。移動する事によって、水深も変わっていく為、仕掛けをそのまま放置していると、クロムツのいるタナから外れてしまう事があります。底ダチ取り(底の確認)をして、船長の指示したタナに合わせましょう。

 

仕掛け

目立つ仕掛け(夜光玉など)を使用していると、外道を多く寄せてしまいます。

 

自分だけオマツリ・根掛かり多発

オモリが海底を引きずっている状態が続くと、オマツリの原因になり、根掛かりの可能性もあがります。オモリが海底に着いたら、すぐに糸フケを取りましょう。

道糸が太すぎる場合もオマツリの原因になります。

船釣りから堤防、砂浜などの陸っぱりまで、様々な釣りのタックルや仕掛け、仕掛けの作成方法を対象魚別に詳細なイラスト付きで紹介中!タックル・仕掛け一覧