船釣りタックル紹介 波崎港 アカムツ(オモリ120号)編

 

茨城県波崎港 信栄丸のオモリ120号を使用したアカムツ釣りの基本的なタックルです。(イラストをクリックすると拡大して見る事ができます)

アカムツは今や「のどぐろ」の名前で全国的に有名になり、かなり高額で取引されている超高級魚です。そんな超高級魚のアカムツを狙って出船している釣り船は、いくつかあります。その中でも、アカムツ釣りで盛り上がっているのは、茨城県の波崎港ではないでしょうか。

波崎港から出船している釣り船では、40cmオーバーの大きなアカムツだって狙うことができます。(正確には大きなアカムツは、ほぼ運ですが・・・)

波崎港から出船している信栄丸のアカムツ船では、時期や釣り場により狙う水深が変わる為、オモリの重さが違います。200mより深いポイントを狙う場合などは、オモリは200号を使用します。アカムツ釣りでは比較的浅い120m前後を狙う場合は、オモリは120号を使用します。

しかし、状況により変わる可能性がある為、予約の際にオモリの重さは確認しましょう。

 

200号のオモリを使用したタックル・仕掛けはこちらへ

船釣りタックル紹介 波崎港 アカムツ(オモリ200号)編

 

リールの選び方

PE3号が300m以上巻ける 中型電動リールを使用します。

アカムツ釣りは、手持ちでアタリを待つ方が釣果はUPしますので、電動リールは出来るだけ小さく軽いものが良いです。

狙う水深が100m以上の為、仕掛けを素早く回収できるスピード重視タイプがこの釣りには向いています。

オススメ電動リールのサイズは・・・

ダイワは300、400番

シマノは1000、2000番

 

入門用オススメ電動リール

価格が抑えられた釣り具大手メーカー(ダイワ)のこの釣りに向いている電動リールです。このサイズは汎用性が高く、他の様々な釣りでも使用する事ができます。

 

 中級クラス オススメ電動リール

入門用リールより基本性能が高く、耐久性も上がっている為、少し高性能なリールが欲しい、長くリールを使用したい方などにも向いています。

 

 高性能オススメ電動リール

最高性能の電動リールです。性能重視の為、価格は上がってしまいますが、グレードの低いリールには無い機能や、パワー、スピードなど様々な面で性能が高くなっています。

 

バッテリーについて

電動リールを使用する為にはバッテリーが必要になります。バッテリーの種類で電動リールのパワーやスピードが上がる事はご存じでしょうか?

電動リールの性能UP!? リチウムイオンバッテリーとは?

 

ロッドの選び方

アカムツロッドや中深場ロッドが扱いやすいですが、ヤリイカロッドや、ビシアジロッドなどでも代用可能です。

汎用の船釣りロッドの場合は、全長1.5~2.5m程で、8:2~7:3調子、使用するオモリが扱えるロッドを使用します。

アカムツはアタリが小さい事が特徴です。その為、5:5の胴調子など感度が優れないロッドはアカムツ釣りには向いていません。

 

入門用オススメロッド

中深場ロッドで激安なものは、ほとんど見かけないと思います。中深場釣りでは竿への負担も大きいので、信頼性の高いメーカーのロッドをオススメします。

 

中級クラス オススメロッド

入門用ロッドより基本性能が高く、しなやかさ、感度などが上がっている為、扱いやすくなっています。

 

高性能オススメロッド

性能重視の為、価格は上がってしまいますが、グリップの形状にもこだわり、細かい所の作りもしっかりしている為、見た目も良いロッドになっています。

 

道糸の選び方

道糸はPEラインの3~4号が最低でも400m以上必要になります。深いポイントでは水深200m後半まで仕掛けを落とします。アカムツは底付近にいて、道糸が足りなかったら釣る事は出来ないので、リールに巻いてある道糸の長さはしっかり確認して下さい。

 

アカムツ釣りのような中深場釣りでは意外な大物が掛かる場合がありますので、糸はしっかり結びましょう。

これだけは覚えておきたいライン(釣り糸)の結び方 ラインと金具編

 

オススメ道糸

とにかく安い道糸を使用したい方にオススメなPEラインです。

 

安い道糸を使用したいけど、激安な物では心配と言う方にオススメです。

 

最強クラスの耐久性と強度を誇る、高性能PEラインです。

 

仕掛け

アカムツの仕掛けは、幹糸、ハリス、針、オモリを使用したシンプルな胴突仕掛けです。

サメに仕掛けをダメにされたり、底付近を狙う為、根掛かりの可能性があります。予備の仕掛けは準備しておきましょう。

使用する餌は、冷凍ホタルイカです。この餌は、ゲソと内臓のみで使用します。ホタルイカの胴体部分は使用しません。どうやら、内臓が大事なようなので、胴体とゲソ、内臓を切り離す時は、胴体部分に内蔵を残さないように、慎重に作業を行いましょう。

 

針について

ムツ針の16~18号を使用します。

アカムツは少し上を意識している為、針に浮力のあるものを取付けると効果的です。浮力のある仕掛けで、YAMASHITA マシュマロボールがあります。大きさや色が、色々な種類があるのも特徴です。

 

幹糸について

8~10号のフロロカーボン製ハリスを使用します。

 

ハリスについて

6~8号のフロロカーボン製ハリスを使用します。

 

オモリについて

120号のオモリを使用します。仕掛け同様に根掛かりの可能性がある為、予備のオモリは準備しましょう。

 

水中ランプについて

フラッシュタイプの水中ランプは効果的です。しかしサメも寄せてしまう為、サメが多い場合は水中ランプなどの目立つ仕掛けは外します。

 

便利グッズ

マグネット仕掛け置き

風が強い日やポイント移動時、風で仕掛けが流され扱いにくい状況になる事があります。

このような状況で活躍するのが、第一精工の「ウルトラマグネット」です。

ウルトラマグネットは磁石で出来ている仕掛け置きで、ロッドホルダーなどに挟み込んで固定します。磁石が比較的強くなっている為、小さな針でもしっかり固定する事ができるので、ポイント移動時や、風が強い日などでも仕掛けが扱いやすくなり、仕掛けが絡まる事も防止できます。

 

最後に

アカムツの仕掛けを自作してみてはいかがでしょうか?作成方法はこちらへ

船釣りの仕掛けを自作しよう アカムツ(のどぐろ)編

 

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