青物特有の強い引きで釣り人を楽しませてくれるワラサ(メジロ)。
コマセ釣りでは、釣り場の状況によりハリスの長さや太さを替える事で釣果は上がります。
完成品の仕掛けを準備したけれど、船長が指示したハリスの太さや長さの仕掛けが無い、なんて事もあるかと思います。
そんな、ワラサの仕掛けを自作してみてはいかがでしょうか?
材料を準備して現地で作ってしまえば、ほとんどの状況に対応できます。仕掛けはシンプルなので、針とハリスを直接結んだことが無い人でも、少し練習すれば船の上でも作れるようになるかと思います。
しかし、パワーのあるワラサ(メジロ)が相手なので、仕掛け作りは手抜きしないで、しっかり強度のある結び方で作る事が重要です。

必要な材料
- ハリス 3~10号
- 針 ヒラマサ11~13号、マダイ11~13号
- スナップ付きスイベル 3~4号
仕掛けの種類により必要なもの
- フロート玉
- 夜光玉
ハリス
ハリス3~10号 フロロカーボン製を使用
通常時や高活性時は6~10号、低活性時は3~5号が目安
長さは、高活性時は短め、低活性時は長めが基本となりますが、具体的な長さは釣り場で船長から指示があります。
針
マダイ11~13号、ヒラマサ11~13号を使用
マダイ針の特徴
マダイ針はカラーバリエーションが多く、各メーカーが力を入れている為、同じマダイ針でも色々な種類があります。エサのオキアミが付けやすくなっている事も特徴です。
ヒラマサ針の特徴
太く強度が高い為、大物に対応できます。マダイ針より重く、刺し餌が沈みやすくなってしまう弱点があります。
スナップ付きスイベル
3~4号を使用(ボールベアリングスイベルは4~5号)
ボールベアリングが組み込まれ、回転性能を高めた高性能スイベルもあります。通常のスイベルは号数の数字が上がればサイズは小さくなりますが、ボールベアリングスイベルは号数の数字が上がるとサイズが大きくなる為、サイズ選びでは注意が必要です。
フロート玉、夜光玉
仕掛けをアピールさせる場合に使用します。
フロート玉は浮力が高い素材で出来ている為、使用する事でエサが沈む事を防ぎ、刺し餌がマキ餌と同調しやすくなります。

作ってみよう
材料がそろったら作ってみましょう。
スイベルとハリスの結び方
スイベルとハリスの結び方はこちらへ
これだけは覚えておきたいライン(釣り糸)の結び方 ラインと金具編
完全結びで結んだあと、編込みをする事で更に強度が上がります。
針とハリスの結び方
外掛け結びで針とハリスを結びます。
フロート玉や夜光玉を使用する場合は、針を結ぶ前にハリスに通します。
仕掛けの保管方法
作成した仕掛けを保管する場合、専用の仕掛け収納ケースなどを使用すると、糸が絡まることなく作成した仕掛けを収納することができ、船の上でもすぐに使用する事ができます。
