釣りの中でも人気のターゲットのマアジを船釣りで狙う釣り、通称「ビシアジ」の仕掛けを自作してみてはいかがでしょうか?
自作の仕掛けの利点はコストを抑えられる事です。作る楽しさもあり、自作の仕掛けで釣れた時の喜びは完成品の仕掛けを使用して釣れた時より大きいと思います。そして、仕掛けを自作できる技術があれば、船の上で傷んだハリスを切って、仕掛けを作り直す事もできるようになる為、一つの仕掛けを長持ちさせる事だってできます。

必要な材料
- ハリス 1.5~3号
- 針 ムツ9~11号
- スナップ付きスイベル 2~4号
場合により使用する材料
- 夜光玉
- 回転ビーズ
幹糸
ハリス1.5~3号 フロロカーボン製を使用
ハリス(幹糸~針間)
ハリス1.5~3号 フロロカーボン製を使用
ハリス(幹糸~針間)は幹糸と同じか細い号数のものを使用し、低活性時は細くすると効果的
針
ムツ9~11号を使用
ムツ針は飲まれにくい特徴があります。
アジ釣りの外道でサバが掛かる事はよくあります。サバは目立つものを好む習性があり、目立つ仕掛けを使用するとサバを寄せてしまいます。サバ多い状況では金色など目立つ針を使用せず、目立たない色の針が有効な場合もあります。
スナップ付きスイベル
2~4号を使用(ボールベアリングスイベルは5号)
ボールベアリングが組み込まれ、回転性能を高めた高性能スイベルもあります。通常のスイベルは号数の数字が上がればサイズは小さくなりますが、ボールベアリングスイベルは号数の数字が上がるとサイズが大きくなる為、サイズ選びでは注意が必要です。
夜光玉について
仕掛けをアピールさせる場合に使用(使用しなくてもOK)
サバが多い場合、サバを寄せてしまう可能性がある為、使用しません。
回転ビーズ
幹糸とハリスを結ぶ時に使用します。幹糸にハリスを直接結ぶ場合は使用しません。
オススメはダイワの「快適D-ビーズマーキング」です。
快適D-ビーズマーキングには、他の回転ビーズには無い特徴があります。その特徴をイラストにしてみました。
最大の特徴は、ハリスの通り道が斜め上向きになっていて、水中で針の位置が通常の回転ビーズより高くなります。エサが水中で自然な感じで漂うようになったり、ハリスに張りを持たせ幹糸とハリスが絡まる事を防ぐ効果があります。
通常は1袋12個入りですが、お徳用パックは1袋36個入りになっていて、12個入りを3袋買うよりお得に購入できます。

作ってみよう
材料がそろったら作ってみましょう。
幹糸とハリスの接続方法
幹糸とハリスを接続する方法を2パターン紹介します。
幹糸に直接結ぶ(パターン1)
回転ビーズ使用(パターン2)
スイベルと幹糸の結び方
幹糸、ハリスとスイベルの結び方はこちらへ
これだけは覚えておきたいライン(釣り糸)の結び方 ラインと金具編
針とハリスの結び方
外掛け結びで針と枝糸(ハリス)を結びます。
夜光玉を使用する場合は、針を結ぶ前にハリスに通します。
仕掛けの保管方法
作成した仕掛けを保管する場合、専用の仕掛け収納ケースなどを使用すると、糸が絡まることなく作成した仕掛けを収納することができ、船の上でもすぐに使用する事ができます。
